浦和ロドリゲス監督、徳島との初対決へ古巣に感謝 「すべての経験が成長させてくれた」

浦和のリカルド・ロドリゲス監督が古巣対戦へ意気込み【※画像はスクリーンショットです】
浦和のリカルド・ロドリゲス監督が古巣対戦へ意気込み【※画像はスクリーンショットです】

4年間率い、昨季J1昇格に導いた徳島と11日に初対決

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス新監督は、11日に迎える古巣の徳島ヴォルティス戦に向けて、「4シーズンたくさんの試合と練習をした徳島で、そのすべての経験が成長させてくれた」と語った。

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 ロドリゲス監督は昨季まで4シーズン、徳島を率いた。J2で4シーズンを戦い、あと少しのところでJ1昇格を逃したシーズンもあったが、昨季にその悲願を達成した。そして、今季からは浦和の指揮を執っている。

 それだけに、指揮官は「4シーズンたくさんの試合と練習をした徳島で、そのすべての経験が成長させてくれた。指導も補強も、上手くいったこともそうでないこともある。チームに浸透しても、次のシーズンで新戦力にどう浸透させるかなど終わりはない。選手、クラブ、スタッフも毎回違って成長し続けないといけない仕事だと思う。それが浦和でも生きている」と、徳島への感謝を口にした。

 浦和では始動からチームに自身の考えるコンセプトを植え付けながら進めてきたが、開幕から1カ月は苦戦した。しかし、4月に入って鹿島アントラーズ(2-1)、清水エスパルス(2-0)に連勝して11日の徳島戦を迎える。4-1-4-1の布陣でまったく同じスタメン、ベンチ入りで戦った2試合だが「鹿島戦は非常に良く、スタメンを変える必要がなかった」と、その意図を話すだけに、この徳島戦でもベースはこの形になりそうだ。

 一方で、昨季まで率いた徳島については「私の個人的な分析はこれから。狙いや相手を引き付けてプレーするところは去年と同じだと聞いているし、守備のやり方も私たちが浦和でやっているのと似ていると聞いている。ただ、宮代(大聖)のような新戦力が入ることで少し特徴は変わってきている」と言及。そのうえで、「最終的に何が分けるかと言えば、選手の質やその日の状態、最後のところで何が見せられるか。選手のパフォーマンスが決定する部分もあるし、戦術的に優位な状況に持っていけるか」とポイントを話した。

 日本では初の古巣対決となるロドリゲス監督は、自ら4年間をかけて作り上げてきたチームとどのように相対するのか。好調なプレーを見せ始めた浦和にとって、その戦術やチームコンセプトの浸透度を図る試金石となる試合になりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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