「ダイレクトプレーは罪ではない」 英記者が“リアリスト”に徹した日本の戦いを称賛

2試合での勇敢な戦いぶりで、森保一監督は苦悩を余儀なくされる

 板倉は守備的な役割から解放され、才能溢れる田中碧との見事なコンビを見せた。自陣からの組み立てで安定感を示した。

 瀬古の素早い思考力の賜物で、林大地の先制点は生まれた。彼の狙いを持ったフィードは相手守備陣の背後を突き、フィニッシュも冷静だった。

 この日の勝利と初戦の東京スタジアムにおける勇敢な戦いぶりで、森保一監督は苦悩を余儀なくされることだろう。この2試合で選手は大きな自信を手にすることになった。昨年1月のU-23アジア選手権での不振から批判を受けることの多かったチームにとっては、何よりの財産になるはずだ。
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(マイケル・チャーチ/Michael Church)



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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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