岡崎レスター、マンUとドロー 2位トットナムが引き分け以下で今節に初V決定

終盤の劣勢を凌ぎ1-1ドローも優勝決定は持ち越し 岡崎は16戦連続の先発出場

 レスターは1日、プレミアリーグ第36節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。1-1の引き分けに終わり、優勝決定は持ち越しとなった。日本代表FW岡崎慎司は16試合連続で先発出場したが、得点には絡めず、後半22分に今季24度目の途中交代でピッチを後にした。

 レスターは今季22得点のFWヴァーディがこの試合まで出場停止により欠場。得意のカウンターは機能性を欠いた。前半8分にはDFバレンシアの右クロスからファーサイドでフリーになっていたFWマルシアルが右足で蹴り込んでホームのユナイテッドが先制。レスターは3月1日のWBA戦(2-2)以来となる相手に先行を許した。

 防戦一方だったレスターだが、同17分にMFドリンクウォーターのFKを主将DFモーガンが頭でねじ込み同点とする。少ないチャンスをものにしてしぶとく食らいついた。

 ユナイテッドは両サイドを広く使い、そこに中盤センターで起用された主将ルーニーと長身MFフェライニが絡み、攻撃に厚みをもたらしていた。それでもレスターはGKシュマイケルが好守を見せる粘りを見せて、1-1のまま前半を折り返した。

 後半最初のチャンスは5分。DFシンプソンのクロスから岡崎が相手DFの前に入り、ゴール前に飛び込んだが、足先わずかに届かずシュートにはならなかった。その後、岡崎は同22分にMFグレイとの交代でベンチに下がった。自陣までのプレスバックを繰り返して守備では奮闘した岡崎だが、得点に絡むことはできなかった。

 リーグ制覇を目前とするレスターとトップ4入りを諦めないユナイテッド。勝利が欲しい両者とも死力を尽くして攻めに出たゲームは、徐々にホームのユナイテッドが押し込んでいく。後半41分にはドリンクウォーターがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場に。それでも粘り強く粘り、1-1で試合終了のホイッスルを迎えた。

 レスターは勝てば優勝というチャンスは逃した。それでも、2日(日本時間3日)の試合で2位トットナムがチェルシー相手に引き分け以下に終わった場合はクラブ史上初のリーグ制覇が決定する。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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