ドルトムントMF、相手GK幻惑の30mブレ球ミドル弾に反響 「予測不能に曲がった」
ドイツ代表MFブラントが相手GKの腕を弾き飛ばすようにして先制点をマーク
ドルトムントのドイツ代表MFユリアン・ブラントが、現地時間13日に行われたブンデスリーガ第25節ヘルタ・ベルリン戦(2-0)で30メートルの長距離弾をマーク。強烈な“ミサイル”弾がヘルタGKを完全に無力化した。
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ブラントは2019年にレバークーゼンからドルトムントへ移籍してきたアタッカー。今季ブンデスリーガでは、前節までに23試合(うちスタメン14)に出場して2得点とインパクトを残せずにいたなか、本拠地でのヘルタ戦で会心の一撃を決めた。
0-0で迎えた後半9分、ブラントはドイツ代表FWマルコ・ロイスからのパスを受けて中央へ持ち込むと、DFのマークが甘くなった隙を突いて右足を強振。ゴールまで30メートルという距離から放たれたシュートはGKの正面に飛んだが、揺れながら変化する強烈なボールにヘルタGKルネ・ヤーステインは対応できず、その腕を弾き飛ばすようにしてゴールネットを揺らした。
ブンデスリーガ公式YouTubeチャンネルで公開された動画で、英語実況も思わず「ブラントがミサイルを決めた」と叫ぶ圧巻の一撃となった。
また、ドイツ国際放送局「ドイチェ・ヴェレ」もブラントの得点について次のように報じている。
「(エディン・)テルジッチ監督の下で先発の座を確保できずに苦しんでいたドイツ代表FWが、能力の高さを思い出させるようなシュートを決めた。シュートは急に降下し、予想不能に曲がってルネ・ヤーステインを動揺させた」
そして、ブラントは衛星放送「スカイ」のインタビューで、「風の役割が大きかったかもしれない。僕もゴールが決まって少し驚いている」と自身でも驚きのゴールだったと振り返った。
ドルトムントは後半アディショナルタイムに16歳のFWユスファ・ムココが本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクでの初ゴールをマークし、2-0で勝利。前節は首位バイエルンに2-4で敗れたが、勝ち点42で暫定5位に浮上し、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得争いに踏みとどまっている。