久保、アトレティコ戦先発の“選択肢”と現地注目 「クオリティーか、パッションか」

ヘタフェMF久保建英【写真:Getty Images】
ヘタフェMF久保建英【写真:Getty Images】

首位アトレティコ戦へ、ボルダラス監督が久保とニョムの「どちらに賭けるのか」スペイン紙注目

 ヘタフェは現地時間13日、リーガ・エスパニョーラ第27節でアトレティコ・マドリードと対戦する。降格圏と勝ち点5差の15位で首位との大一番を迎えるなか、現地メディアは「タケ・クボのクオリティーか、アラン・ニョムのパッションか、どちらに賭けるのか選択を強いられる」と、中盤の選手起用の行方に注目している。

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 今冬の移籍市場でビジャレアルとの期限付き移籍を打ち切り、ヘタフェへと再レンタルされた久保だったが、2月9日に行われた第1節順延分の“保有元”レアル・マドリード戦(0-2)以降、5試合連続で先発落ちが続いている。チームも直近の8試合でわずか1勝(1分6敗)と低空飛行を続けている。

 その影響もあり、今冬に獲得した攻撃的なタレントである久保とスペイン人MFカルレス・アレニャをベンチに回し、守備的なスタイルへと回帰。チームが15位に沈むなか、先発のチャンスが巡ってこない状況だが、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は首位アトレティコとの一戦を前に、ホセ・ボルダラス監督の決断に注目している。

 記事では「ヘタフェは出場停止のため、マタを頼りにできない。リーガでいまだ無得点のエネス・ウナル、クチョ・エルナンデス、アンヘル・ロドリゲスのうち2人を起用し、1人が外れることになる」と、今季5ゴールを決めている得点源のFWマタの欠場により、スタメンの顔ぶれに変化が生まれると説明していた。

 また、「中盤に関して、ボルダラスは日本のタケ・クボのクオリティーか、アラン・ニョムのパッションか、どちらに賭けるのか選択を強いられることになるだろう」と指摘していた。首位アトレティコとの一戦は厳しい戦いが予想されるが、久保の技術力が活路になるのか、注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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