浦和、開幕から公式戦3戦未勝利 ロドリゲス監督は得点力不足を指摘「改善すべきこと」

浦和のリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images】
浦和のリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images】

鳥栖に0-2で敗戦、開幕から流れのなかでゴールを奪えず

 浦和レッズは6日、J1リーグ第2節でサガン鳥栖とアウェーで対戦し0-2で敗れた。開幕から公式戦3試合で流れのなかから無得点という状況に、今季就任したリカルド・ロドリゲス監督は「決定力のところ、最後のところを決められなかった。それは今後に改善すべきこと」と、課題について言及している。

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 ロドリゲス監督は昨季まで徳島ヴォルティスを4シーズン率いてJ1に導き、今季から浦和の指揮を執っている。2月27日のリーグ開幕戦はFC東京と1-1で引き分けたが、そのゴールはコーナーキックのこぼれ球をMF阿部勇樹が押し込んだもの。2日のルヴァンカップ開幕戦は湘南ベルマーレと0-0で引き分けた。そして、この鳥栖戦を無得点で終えたことで課題が明確になっている。

 こうした状況にロドリゲス監督は、「リーグ自体は差のないチームの争いなのでディテールが勝負を分ける。先に決めたほうが勝利に大きく近づく試合だった。負けに値する試合だったとは思わない。まず決定力のところ、最後のところを決められなかった。それは今後に改善すべきこと。いかなる状況でもプレスをかけて戦う姿勢を失わなかったことは続けたい」と話している。

 この鳥栖戦で浦和は、後半31分にFW杉本健勇が相手GK朴一圭が飛び出した後のゴールにシュートを放ったものの、カバーに戻ったDFに弾かれる場面があった。湘南戦では終了間際にMF田中達也がGKとの1対1を決めきれなかった。しかしながら、ゴールを色濃く予感させる決定機が多いかと言えば、そうではない。質の高いシュートチャンスを生み出すことに苦労している面は否めない。

 リーグ戦2試合でトップ下の起用となっているMF小泉佳穂は、ビルドアップを助けるプレーが目立つ反面、前線で杉本の周囲に選手が少ない面もある。それについては「ビルドアップを助けに入ると前は薄くなるんですけど、そのスペースはサイドハーフが埋めているというのと、ビルドアップで押し込むのが一つの目的で、特に前から来ている時はそのプレッシャーをはがさないといけないので、そこまで問題ではないと思っている」と話す。

 この試合ではハーフタイムに田中からMF明本考浩への交代が行われ、明本が杉本の近くに入る場面は増えた。そうした意味では、補完性の高い選手の組み合わせを模索している部分もあるのだろう。

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