2位レバンテ相手に反転から鮮やかなシュートで今季初ゴールを記録

　スペイン女子1部スポルティング・ウエルバに所属するMF田中陽子は、現地時間2月27日のリーグ第16節レバンテ戦（1-2）で今季初ゴールをマーク。クラブ公式ツイッターがゴール速報用で投稿したポーズ動画が元同僚らから注目を集めている。

　田中は2019年6月になでしこリーグ（当時・日本女子サッカーリーグ）1部ノジマステラ神奈川相模原を退団し、ウエルバへ移籍。怪我もありながら、初の海外挑戦でリーグ戦13試合1得点をマークした。

　スペイン挑戦2年目を迎えた今季、現地時間2020年11月8日のリーグ第6節アトレティコ・マドリード戦（0-0）で初先発。左サイドハーフで奮闘し、首位チーム相手にアウェーで今季初の勝ち点を手にした。

　2月に入って2連勝を飾り、4勝5分8敗で迎えた2位レバンテ戦、田中は中盤の一角で先発出場。前半2分に早速見せ場が訪れる。ペナルティーアーク付近でFWクリスティーナ・ゲイのパスを受けると素早く反転し、ドリブルから右足を一閃。シュートはブロックに来た相手の股を抜き、ゴール左隅に吸い込まれて嬉しい今季初得点となった。

　ウエルバ公式ツイッターは、「Gooooooooooooal」と田中の先制点を速報。投稿では両手を前で広げてポーズをとる動画が添えられており、ノジマステラ神奈川相模原時代に同僚だった尾山沙希氏（2017年限りで現役引退）は「歌舞伎の動きらしい…」と引用リツイートで説明した。

　さらに、静岡SSUアスレジーナのMF渡辺彩香は「かっこよ。ポーズも決まりすぎててかっこよし」とコメント。なでしこリーグ1部ASハリマアルビオンのFW本多由佳が「よーちゃんナイス。でもなにそのポーズ。かっこい～」と綴れば、2019年までノジマステラに所属し、オーストラリアのエッセンドン・ロイヤルズでプレーするFW池上菜央も「よこさんないす～」とゴールを祝福している。

　試合は終了間際の2失点で逆転負けを喫してしまったが、田中としては今季初ゴールをきっかけに波に乗っていきたいところだ。