ドーピング陽性反応のサコー EL対戦前の検査での発覚にドルトSDは「今世紀最大のジョーク」と憤怒

波紋を呼ぶリバプールDFのドーピング違反疑惑 1年間の出場停止になるか

 ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝で対戦したリバプールのフランス代表DFママドゥ・サコーが、ドーピング陽性反応が検出され、長期出場停止処分が予想される一件について持論を展開。「今世紀最大のジョーク」と、検査結果が出るまでの過程に疑問を呈している。独地元紙「キッカー」が報じた。

 サコーは3月17日に行われたEL決勝トーナメントのベスト16、マンチェスター・ユナイテッド戦(1-1)後に行われたドーピング検査で陽性反応が検出された。認められていない脂肪燃焼剤を使用していたことが明らかになっており、欧州サッカー連盟(UEFA)は2つ目のサンプルについても調査を進めている。新たに違反が見つかった場合には、長期出場停止処分が下されることになるという。英地元紙「デイリー・ミラー」は、処分は1年になると予想し、サコーは6月に母国で開幕する欧州選手権への出場も不可能になると報じている。

 そして、こうした処分に首を傾げているのは、リバプールとEL準々決勝で対戦したドルトムントだ。通常のドーピング検査の結果は1週間ほどで明らかになるが、今回の件ではユナイテッド戦から1カ月以上が経過し、ドルトムントとの2試合が行われた後だった。

 ドルトムントのツォルクSDは前の試合のドーピング結果が、次ラウンドの試合後まで公表されなかったことについて疑問を呈した。「キッカー」紙は、「ツォルク、ドーピング検査について『今世紀最大のジョーク』」との見出しでレポート。同氏はさらに「これは悲劇」、「全くナンセンス」など一刀両断しているという。

 

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