今季18得点のベイルは前節ビジャレアル戦を欠場

　汚名を払拭する一撃で白い巨人は息を吹き返したが、またしてもアクシデントが発生する。今季ケガを繰り返しているFWカリム・ベンゼマが同42分に負傷交代。看板の「BBCトリオ」でピッチに立つのが、ベイルだけという事態に陥った。
　それでも後半6分、ベンゼマに代わってピッチに入ったMFルーカス・バスケスが結果を残す。右サイドのダニーロのクロスに、173センチの身長ながら目いっぱいジャンプしたヘディングシュートで、2-2の同点に追いついた。そして同35分、相手のミスパスをかっさらったベイルが高速ドリブル突破から相手GKの股を抜くシュートで3-2と逆転。危うい試合運びながら、今季リーグ18点目に伸ばしたベイルの個人能力で勝ち点3を手にした。
　とはいえ、ベンゼマが再び負傷したことで、中2日で迎えるCL準決勝シティ戦はまたも「BBCトリオ」がそろわない可能性が出てきた。2冠を狙うジダン監督はターンオーバーで何とか勝ち点3をもぎ取ったが、再び頭を悩ませることになりそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images