エースのオーバメヤンが躍動、アーセナルがリーズを4-2で下し4試合ぶりの勝利

　アーセナルのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンは現地時間14日のプレミアリーグ第24節リーズ・ユナイテッド戦で今季初のハットトリックを達成し、4-2の勝利に貢献した。指揮官のミケル・アルテタ監督も「今日の彼は最高だった」と復活のエースを称賛。チームの浮上の鍵を握るキーマンとして指名している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

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　2連敗中だったアーセナルは3試合ぶりのホームゲームに臨んだ。そして難敵リーズを相手に前半のうちにゴールラッシュを披露。その火付け役となったのがオーバメヤンだ。前半13分、左サイドからドリブルで持ち込み、シザースでDFを翻弄。右足シュートでGKのニアサイドを破り、先制ゴールを奪った。

　オーバメヤンはさらに同41分にPKで2得点目をゲットすると、3-0で迎えた後半2分にはMFエミール・スミス=ロウのクロスを頭で押し込み、ハットトリックを達成。クラブキャリアでは通算10度目で、アーセナルでは2度目（プレミアリーグでは初）の快挙となった。

　アルテタ監督は試合後のコメントで「今日の彼は最高だった。ここ1週間ほどは非常にいいトレーニングができていて、いつもの彼に戻っていた。トレーニングでコミットしていたように見えたし、とてもハングリーだった」と、リーグ戦19試合5得点だったオーバメヤンの復活を称えた。

　指揮官はチームがさらに浮上するためにはオーバメヤンの活躍が不可欠だと信頼を寄せている。

「彼が最高の状態で、できるだけの多くのゴールを決めることが我々の将来の成功の大きな部分を占めている。もし彼が最高の状態であれば、我々は試合の勝利に近づくことができる。それは明らかだ。彼に頼りきりではいけないが、我々のパズルの大きなピースだ。今日の試合を見ていても対峙するのが難しい選手だということはよくわかっただろう」

　4試合ぶりの勝利を収めたアーセナルは現在暫定10位となった。さらなる上位進出に向け、復調したエースのさらなる活躍が期待される。