「最高のお手本」 元日本代表MFが憧れた“天才”マラドーナ、名手も唸る“技術の妙”とは?

マラドーナについて語った元日本代表MF名波浩氏【※画像はスクリーンショットです】
マラドーナについて語った元日本代表MF名波浩氏【※画像はスクリーンショットです】

「ボールと戯れることの楽しさや有意義さを表現してくれた」

 当時のピッチは、現代のように綺麗に整備されていない時代だ。さらに「重たいボール、なんら改良されていないスパイク」で、高精度の直接FKも決めていたマラドーナは「やっぱり凄い」と名波氏は改めて唸る。

 天才的なプレーを披露し続けた一方、違法薬物の使用が疑われるなどピッチ外でのスキャンダルも少なくなかったマラドーナ。名波氏も「もちろん、善と悪はあった」としたうえで、次のように続けた。

「地位や名誉も大切だと思っていたかもしれないけど、それ以上にボールと戯れることの楽しさや有意義さを、ピッチの中で表現し続けてくれた選手だと思います」

 2020年11月、アルゼンチンが生んだ“神の子”はこの世を去ったが、世界中の多くのサッカー選手に影響を与えた輝かしいプレーの数々は、永遠に語り継がれていくはずだ。

[プロフィール]
名波浩/1972年11月28日生まれ、静岡県出身。順天堂大学を卒業後の95年にジュビロ磐田に加入し、左利きの司令塔として黄金期を迎えたチームの中心として活躍した。Jリーグ通算331試合34得点、Jリーグベストイレブンに4度選出。1999-2000シーズンにはセリエAのヴェネツィアでプレーした。日本代表としても国際Aマッチ67試合9得点の成績を残し、1998年フランスW杯には背番号10をつけて出場。2000年アジアカップではMVPを受賞し、日本の優勝に大きく貢献している。08年に現役引退。14年から19年まで磐田監督を務めた。

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