ヴァーディの出場停止処分が2試合に延長か エース不在で敵地マンU戦に挑む可能性が浮上

首位レスターに忍び寄る危機 残り4戦で2位トットナムと勝ち点5差

 プレミアリーグ初制覇に向けてまい進するレスターが大きな危機に直面しようとしている。17日に行われたレスター対ウェストハムの一戦で退場となったイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディが、不適切な行為があったとして出場停止が延長となる可能性が浮上した。英国営放送「BBC」などが一斉に報じている。

 ヴァーディは2-2のドローに終わったウェストハム戦で、前半18分に先制ゴールを決めた。しかし、同28分、そして後半11分と2枚のイエローカードを受けて退場に。その際、主審のジョナサン・モスに対して不適切な振る舞いがあったとしてFA(イングランドサッカー協会)から処分を受けることになった。通常、退場処分の選手には1試合の出場停止処分が下されるが、出場停止が延長されることになりそうだ。

 最近の同じような例では、3月12日に行われたFAカップのエバートン戦で退場となったチェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタは、MFギャレス・バリーに対して噛みつき行為をしたとの疑惑から、1試合の出場停止延長と2万ポンド(約310万円)の罰金処分が科されていた。レスターは現地時間21日の18時までに、処分に対する返答をする必要がある。

 レスターの残り試合は4試合。ヴァーディは次節のスウォンジー戦の欠場が決定しているが、5月1日の敵地マンチェスター・ユナイテッド戦も欠場となる可能性がある。さらにホーム最終戦のエバートン戦、アウェーでのチェルシー戦と難敵との対戦が続く。2位のトットナムが18日のストーク戦で4-0と快勝し、勝ち点差は5。エース不在のなかで、日本代表FW岡崎慎司らの奮闘に期待が懸かるとはいえ、クラブ史上初のプレミア制覇に向けて、今季22得点のヴァーディ不在は大きな痛手となりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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