強豪を打ち破る抽象クラブの「組織力とハードワーク」

　サッカーの王様と呼ばれる元ブラジル代表FWペレ氏が日本代表FW岡崎慎司の所属するレスター・シティを絶賛している。名門クラブがしのぎを削り合うプレミアリーグで、首位を走るスモールクラブの躍進について「フットボールはサプライズ満載の箱」と表現。レスターが今季のサッカーを最も賑わす存在と太鼓判を押している。英地元紙「レスター・マーキュリー」など複数メディアが報じた。

　レスターは32節終了時点で勝ち点72を獲得。2位トットナムに7ポイント差をつけて堂々首位を走る。昨季は3月いっぱいまで最下位に沈みながら、ラスト9試合を7勝1分1敗という怒涛の巻き返しで14位まで浮上し、逆転残留を勝ち取った。

　ペレ氏は「多くの人にとってはこれは驚きだ。しかし、私にとってはこれがフットボールだ」と語った。昨季残留争いを展開した中小クラブの躍進は「おとぎ話」と称されるが、フットボールの魅力を体現するものと強調している。