森保監督、U-23代表候補選手の成長を称賛 ”惨敗”アジア選手権からの変化とは?

森保一監督がU-23日本代表候補合宿を振り返った【写真:Noriko NAGANO】
森保一監督がU-23日本代表候補合宿を振り返った【写真:Noriko NAGANO】

代表候補合宿を総括、選手たちの成長ぶりに言及 「1シーズン終えた経験は大きかった」

 U-23日本代表候補合宿は26日に最終日を迎え、森保一監督がオンライン取材に応じた。今年1月にタイで行われたU-23アジア選手権以来となった今回の活動を振り返り、選手たちの成長ぶりに言及した。

 U-23日本代表候補合宿は22日から千葉県内でスタートし、最終日となった26日には関東大学選抜との練習試合3本(45分×2本+30分)を実施。1本目には、MF相馬勇紀(名古屋グランパス)、MF安部柊斗(FC東京)、MF渡辺皓太(横浜F・マリノス)、DF渡辺剛(FC東京)らが出場し、果敢に相手ゴールに迫ったがスコアレスで終了した。

 それでも2本目の序盤、DF森下龍矢(サガン鳥栖)がゴール前の送ったボールを安部が落とし、最後はFW一美和成(横浜FC)が決めて先制する。その後、フィールドプレーヤーを入れ替えた直後には、CKからDF橋岡大樹(浦和レッズ)が頭で加点。3本目ではMF郷家友太(ヴィッセル神戸)、DF瀬古歩夢(セレッソ大阪)がそれぞれ得点し、4-0で快勝した。

 試合後、森保監督がオンライン会見に臨み、今合宿を総括。今回のトレーニングキャンプでは、横内昭展コーチに主導役を任せ、自身は一方引いた立ち場で見守っていたなか、グループリーグ敗退に終わった1月のU-23アジア選手権からの“変化”に触れた。

 森保監督は「U-23アジア選手権の時は、主体的に連動ができるかということや試合の流れを読みながら修正能力を発揮するところが足りないと思っていました」と前置きしたうえで、長らく活動がなかった間に選手たちがJリーグで揉まれたことを指摘。「主体的なところが足りないと思っていたなかで、選手たちが自己主張する、コミュニケーションをとるところに関して、1月のアジア選手権から良い経験を積んでくれて、自分の思っていることをお互いに伝えながら連動することをやってくれたと思います。1シーズン終えた経験っていうのは大きかったと思っています」と称えた。

 来年、U-24日本代表として活動するチームは今後、3月と6月に国際親善試合を2試合ずつ実施予定。東京五輪直前の7月12日と17日にはキリンチャレンジカップを開催することも発表している。今年は新型コロナ禍により、思い通りの強化が進まなかった1年となったが、今年最後に実施した活動では少なからず収穫はあったようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)



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