アーセナルの“ガラスの司令塔”が復活への第一歩 約10カ月ぶりに実戦復帰

ウィルシャーが長期離脱から帰還 「僕はEUROに行きたい」

 アーセナルのイングランド代表MFジャック・ウィルシャーが、長すぎるトンネルを抜けだした。度重なる負傷に悩まされてきた“ガラスの司令塔”は8日、U-21プレミアリーグのニューカッスル戦で約10カ月ぶりとなる今季初の実戦復帰を果たした。65分間プレーし、復活への第一歩を踏み出した。

 ウィルシャーは昨年8月に腓骨骨折の重傷を負い、そこからリハビリの日々を送っていた。公式戦最後の出場は、昨年5月30日のFAカップ決勝のアストン・ビラ戦(4-0)までさかのぼる。足首にも古傷を抱えるなど、2013年1月から現在までに21度の負傷を繰り返しており、これはプレミアリーグでプレーする選手の中で最多だという。まだ24歳だが、ウィルシャーのキャリアはケガとの戦いが続いている。

 英国営放送「BBC」では、久しぶりの実戦をこなしたレフティーの試合後の言葉が報じられている。シーズンは残り2カ月ほどとなったが、今季中に完全復活し、今夏の大舞台を踏みたいと意気込んでいる。

「僕はEURO(欧州選手権)に行きたい。するべきことはアーセナルのメンバーに入らなければいけない。アーセナルとイングランドで僕に何ができるのかを証明する必要がある」

 

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