神戸イニエスタ、今後のキャリアに言及 日本でのプレーに好感も…「どんな決断をするかは分からない」
カタールのスポーツチャンネルにゲスト出演、日本でのキャリアにも言及
J1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、現役続行に意欲を示した。現在36歳の名手はカタールのスポーツ番組にゲスト出演し、この先のキャリアに触れたことをスペイン紙「AS」が報じている。
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バルセロナの育成組織「ラ・マシア」出身のイニエスタは、18年7月に神戸へ電撃加入を果たすと、Jリーグでもワールドクラスの技術で攻撃を牽引。今年1月の天皇杯制覇に貢献したほか、現在カタールで集中開催されているAFCチャンピオンズリーグではラウンド16での上海上港戦で先制点を叩き込むなど、チームのベスト4初進出をお膳立てした。
しかし、上海上港戦で右太ももを負傷。準々決勝の水原三星戦では延長戦の途中から強行出場しPK戦でキックを成功させたものの、その後の検査で右足大腿直筋近位部腱を断裂したことが判明した。15日にバルセロナで手術を受け、全治4カ月と診断されたことが、クラブ側より発表されている。
そうしたなか、イニエスタがカタールのスポーツチャンネル「アルカス」の番組「ダイファ」にゲスト出演した際のコメントを「AS」紙が紹介。記事によると、同番組内では古巣バルセロナの現状について自らの見解を語るとともに、今後のキャリアについても言及したという。
神戸でのプレーについて、イニエスタは「とても快適に過ごせている。この先、自分に何が起こるか分からないけど、日本にいてとても幸せだよ」と話し、今のキャリアが順調であることを強調。一方で、カタールではバルサ時代のチームメイトである元スペイン代表MFシャビが同国1部アル・サッドで監督を務めることもあり、引退前にカタールでプレーする可能性にも話題が及んだという。
イニエスタは「シャビはとても良い友人だ。彼は私にカタールのことをたくさん話してくれたし、カタールでプレーするために来日する可能性についても話した」との事実を明かしつつも「日本で物事が上手くいっていることを彼は知っている。その時が来るまで、どんな決断をするかは分からない。今はただ自分自身を楽しみたいと思っている。今のところはサッカーを続けたいし、気分もいいし、日本にいて幸せだ。何が起こるかはこれからだよ」と、今後のキャリアへの展望を述べている。
神戸との契約は2021年までとされるイニエスタ。来年37歳を迎えるなか、この先どんなキャリアを描くのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)