冴え渡る森保采配! 広島が気温34度の灼熱地獄のACLブリーラム戦で2-0と勝利

先発抜擢の宮吉の移籍後初ゴール!  

 サンフレッチェ広島は5日、アジアチャンピオンズリーグ第4戦のブリーラム・ユナイテッド(タイ)戦で、MF宮吉拓実の広島移籍後初ゴールなどでアウェーで2-0勝利を飾り、勝ち点を6に伸ばした。

 この日はU-23日本代表FW浅野拓磨が31日に右腸腰筋負傷が判明し、全治3週間の診断が下ったため、ベンチメンバーからも外れた。その代わりに1トップに入ったのは抜群の経験値を持つエースFW佐藤寿人。2シャドーには宮吉、1日のJリーグ仙台戦でゴールを決めたMF茶島雄介がスタメンで起用された。一方、3バックは水本裕貴、千葉和彦、塩谷司と仙台戦と同じ陣容で臨んだ。

 広島はキックオフの時点での気温が34度という過酷なコンディションの中で、消耗戦を余儀なくされる。ブリーラムは地の利を生かそうと、前半からアグレッシブな姿勢を見せた。C大阪、横浜FCに所属経験のある長身FWカイオをターゲットに、サイドからクロスを放り込むなど、広島を自陣に押し込む展開が続いた。広島の選手は序盤から苦しそうな表情を浮かべるなど、うだるような暑さのアウェーマッチで四苦八苦した。

 しかし、同36分にMF清水航平のカットインから塩谷の左足シュートがゴールわずか右に外れた辺りから、徐々にチャンスを作り始める。そして同44分、水本からの縦パスを受けた佐藤がターンするやいなやスルーパスを受けた宮吉が抜け出すと、相手GKの動きを冷静に見極めてシュートを放ち、1-0と前半終了間際に先手を取った。

 

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