【ACL帯同記】横浜FM、カタール遠征の裏側 コロナ禍の異国で痛感した“サッカーができる幸せ”

朝食のメインにオムレツが登場【写真提供:横浜F・マリノス】
朝食のメインにオムレツが登場【写真提供:横浜F・マリノス】

“リエゾン”はACLを戦ううえで必要不可欠な存在

 カタール2日目は、朝食のメインがオムレツでした。前日の夜に卵料理がなかったので、「あれ? もうないのかな?」と思わせておいての、オムレツ登場でした! カタールは卵料理が有名なのかどうかは分かりませんが、ここまで卵料理を意識させられてしまったので、滞在2日目にしてすでに卵料理の虜です(笑)。

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練習場ではチームの要望に合わせてピッチにはたくさんの放水が【写真提供:横浜F・マリノス】
練習場ではチームの要望に合わせてピッチにはたくさんの放水が【写真提供:横浜F・マリノス】

 この日の練習は午前中に実施されました。イレギュラーなタイミングもありますが、日本にいた時と同じ午前中の練習ということでルーティンを重要視したのかなと思います。練習場ではチームの要望に合わせてドンドン散水されていました。運営担当にとって「芝との付き合い方」は非常に重要で、私自身もこの数年間で芝の手入れの奥深さを学ぶとともに、チームにとって散水の有無がいかに大切なのかも教えられました。ちなみに、試合前のウォーミングアップが終了する直前や、ハーフタイムに入った直後に運営担当同士が話しているところを見かけたら、8割方は、その後の散水の有無について話しています。

 午後はリエゾンとのミーティングを中心に、PC作業など横浜でもできるような業務を行いました。急に「リエゾン」という単語を出しましたが、この「リエゾン」はACLを戦ううえで必要不可欠な存在です。海外で戦う時、どれだけ事前に準備をしてきても、現地での依頼や交渉事が発生するものですが、その仲介役を担ってくれているのが、リエゾンです。カタールに到着してから、メールやSNSのやりとりのみでなく、実は何度も打ち合わせを重ねています。

 ちなみに主務の山崎慎さんが、昨シーズンの試合で配布した横浜沸騰ユニフォームを現地に持ってきており、プレゼントとして彼らに手渡すと、「一生宝物にする!」ととても喜んでくれました。この大会を終えると、もしかしたらもう会うことがないかもしれないリエゾンと私たちの関係ですが、これから一緒に過ごすなかで、少しでも多くの思い出を残したいと強く思っています。それが、ACL優勝であれば最高ですよね。「あの時、俺は横浜F・マリノスのリエゾンをしていたんだぜ! 超強かったよ!」と将来自慢してもらえたら、これ以上ない喜びです。

(横浜F・マリノス マーケティング・FRM担当・矢野隼平 / Shumpei Yano)



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