「最も過小評価されている選手」 チェルシーOB、CL決勝弾のジルーを絶賛
途中出場の続くFWジルー、レンヌ戦で後半アディショナルタイムに決勝ヘッドを記録
チェルシーは現地時間24日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でフランスのスタッド・レンヌと対戦。試合終了間際に途中出場のフランス代表FWオリヴィエ・ジルーの決勝点により、2-1で勝利を収めて決勝トーナメント進出を確定させた。
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チェルシーで活躍した元イングランド代表MFジョー・コール氏は限られた出番の中で結果を残すジルーを「プレミアリーグで最も過小評価されている選手」と語り、そのパフォーマンスを称賛している。英紙「デイリー・メール」が報じた。
敵地でレンヌと対戦したチェルシーはイングランド代表FWカラム・ハドソン=オドイのゴールで先制するも、後半40分に同点に追いつかれた。しかし、後半アディショナルタイム1分、ドイツ代表FWティモ・ヴェルナーのシュートが相手GKに防がれ、高く浮いたボールを途中出場のジルーが打点の高いヘディングで押し込み、2-1と勝ち越しに成功。チェルシーは土壇場の決勝点で勝利を手にし、ベスト16進出を確定させた。
チームを勝利に導いたジルーだが、チェルシーではベンチスタートの日々が続く。今季プレミアリーグとCLではスタメン出場の機会はなく、得点も9月23日のリーグカップ3回戦のバーンズリー戦(6-0)以来の今季2得点目となった。
そんな出番の限られているストライカーについて、元チェルシーのジョー・コール氏は英衛星放送「BTスポーツ」で「彼はプレミアリーグで最も過小評価されている選手の1人だ。彼はアーセナルでもチェルシーでも一貫したパフォーマンスを見せてきた」と絶賛。フランス代表にも継続して招集されているのも納得だと主張した。
「これが(フランス代表監督の)ディディエ・デシャンが彼を信頼している理由だろう。フランク(・ランパード)も1月に彼に出ていってほしくはないだろう。素晴らしいヘディングだった。アメージングだ」
出番の少なさを理由にジルーは移籍の可能性を示唆している一方で、チェルシーを率いるランパード監督はジルーへの信頼を強調し、残留を希望していると語っている。
ランパード監督はレンヌ戦後に「問題はタミー(・エイブラハム)がいいプレーをしていることと、オリ(ジルー)も貢献していること」とFW陣の競争に頭を悩ませていると明かしていた。
ここぞという場面で得点を奪う勝負強さは健在のジルー。結果で応え続ける34歳のベテランは、チェルシーでもさらなるチャンスを手にすることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)