宿敵とのクラシコを「クライフ氏追悼試合」に… バルサが公式サイトで発表

偉大なるレジェンドの功績を、レアル相手の最高の舞台で称える

 バルセロナは4月2日、永遠のライバルであるレアル・マドリードとの「エル・クラシコ」に臨む。この試合はクラブのレジェンドであるヨハン・クライフ氏の死去後、初の公式戦ということもあり、偉大なるレジェンドをリスペクトしたものになるとクラブ公式サイトが伝えている。

 3月24日にがん闘病の末、68年の生涯に幕を閉じたクライフ氏が、現在のバルセロナの根幹を築き上げたことは周知の事実だ。現役時代はクラブに久々のリーガ制覇をもたらし、指揮官としても90年代初頭に「ドリームチーム」を率いてリーガ4連覇、そしてクラブ初となるUEFAチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)制覇を成し遂げた。その実績とともに、チームに植えつけた攻撃的なポゼッション・スタイルは今のバルセロナに継承されている。

 そんなクライフ氏がこの世から去って以降、バルセロナは最大限の弔意を示している。本拠地カンプ・ノウに特設スペースを設けると、計6万人を超えるファンが訪れてその死を悼んだという。クライフ氏死去の悲しみと偉大なる功績への感謝がいまだに尽きないなか、今週土曜日にクラシコを迎える。

 公式サイトによると、試合当日にはクライフ氏に向けた感謝を最大限に見せる模様だ。まず選手入場前の恒例となっているスタジアムのコレオグラフィーは、カタルーニャ語で「ありがとう、ヨハン」を意味する「グラーシャス・ヨハン」の文字で構成され、入場する選手たちもこのメッセージが刻まれたTシャツを着用して入場する。

 

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