「示して帰らないと居場所もない」 南野拓実、悔しさ糧に決めたPK弾…刺激となった久保の“存在”

久保建英との連携からPKを獲得し、パナマ戦に勝利した【写真:ⓒJFA】
久保建英との連携からPKを獲得し、パナマ戦に勝利した【写真:ⓒJFA】

「タケは前を向ける」「自分としてはやりやすい」 久保との連係で生まれた決勝点

「タケ(久保)は前を向けるし、それがチャンスにつながっている部分もあった。自分としてはやりやすい。(三好)康児も相当質の高い選手で一緒に初めてプレーしたけど、自分もああいう(1.5列目の)ポジションでプレーすることが多くて、だからこそ2人とも質が高い。ほかにも(鎌田)大地もいるし、このチームで競争高いレベルでできている」

 シャドーを務めた2人の東京五輪世代に刺激を受けた南野。10月のオランダ遠征を終えてから所属のリバプールでは厳しい時間を過ごしていた。同27日、先発出場したUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節ミッティラン(デンマーク)戦は、ホームで2-0と勝利を収めたものの、低調なパフォーマンスで途中交代。同31日のプレミアリーグ第7節ウェストハム戦(2-1)、11月3日のCLグループステージ第3節アタランタ戦(5-0)はベンチにとどまり、直近のプレミアリーグ第8節マンチェスター・シティ戦(1-1)では屈辱のベンチ外となった。その悔しさが南野を突き動かした。

「チームで試合に出ていないので、ここで何かを示して帰らないとこっちの居場所もない。引き続きやっていきたい」

 どんな形でも勝利に導くゴールを奪ったことは事実。この1点から這い上がっていく覚悟だ。たとえボロボロになっても、ピッチに立つ限り、南野はゴールに向かって走り続ける。

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(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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