「クライフに捧げるゴール」 イングランドの新エースが魅せた”クライフ・ターン”

ケインが鋭い反転から右足を振り抜きゴール

 イングランド代表のFWハリー・ケイン(トットナム)が、26日に行われた国際親善試合のドイツ戦で決めた故ヨハン・クライフ氏を彷彿とさせるターンからのゴールについて言及している。英国営放送「BBC」が報じている。

 ケインは0-2のビハインドで迎えた後半16分、敵陣のボックス内でのこぼれ球を拾うと、相手選手2人に囲まれるも鋭いターンで振り切り、右足を一閃。ゴール左隅に突き刺した。この一撃で勢いに乗ったチームは、その後2得点を決め、3-2の大逆転劇を演じた。

 試合後、ケインは先日亡くなった伝説のフットボーラー、ヨハン・クライフ氏の真骨頂”クライフ・ターン”からのゴールについて尋ねられると、「そうだね、クライフに捧げるゴールになったかもしれない。僕らは見事な試合を披露した」とのコメントを残した。

 クライフ氏の死は全世界に衝撃を与えた。しかし、現在ピッチで活躍する選手のプレーの中にも、クライフ氏の功績がしっかりと息づいていることを感じさせるワンプレーとなった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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