イングランドがW杯王者ドイツを3-2撃破

　ドイツ代表のレジェンドであるローター・マテウス氏が、イングランド代表が近い将来に世界最高のチームの一角になることを予想している。英紙「デイリー・メール」が報じている。

　イングランド代表は26日、敵地ベルリンでの国際親善試合でドイツ代表と対戦し、3-2と競り勝った。早い時間帯にドイツ代表MFトニ・クロース（レアル・マドリード）、後半12分にはFWマリオ・ゴメス（ベジクタシュ）にゴールを許し、0-2とビハインドを背負ったが、そこから試合時間残り約30分間でイングランド代表FWハリー・ケイン（トットナム）、FWジェイミー・ヴァーディ（レスター）、MFエリック・ダイアー（トットナム）が得点を奪い、逆転勝利を飾った。

　2014年のブラジル・ワールドカップ（W杯）王者であるドイツに互角以上の戦いを演じたことから、この日、解説を務めていたマテウス氏はイングランド代表の躍進を確信するコメントを残している。

「特に後半のイングランド代表は、ドイツよりも優れたチームであったことを理解しなければいけない。我々はこの結果に憤慨する立場になかった。イングランドには全くもって驚かされた。このチームは大きなチャンスを持っている。今日のようなプレーを続ければ、3年以内に世界の中でもベストチームの1つとなることができるはずだ」

　イングランド代表がメジャートーナメントで優勝を果たしたのは、1966年の自国開催のW杯のみ。それ以来、長らく主要な国際タイトルの獲得からは遠ざかっているが、世界王者を敵地で破ったこの勢いを持続できれば、「サッカーの母国」としての威信を回復させる日が訪れるのも、遠い未来ではなさそうだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images