ミランに今や不可欠な本田の「最後の挑戦」 4-3-3の右ウイングで飛翔なるか

イタリア紙が「風変わりな翼」と特集

 ACミランの日本代表FW本田圭佑が、前半戦で思うような結果を残せなかった4-3-3の右ウイングに再挑戦する。4-4-2の右サイドハーフとして公式戦12試合連続の無敗記録に貢献した本田について、地元メディアはウイングでの活躍が「最後の挑戦」と指摘し、今季ミランでの最終テストとしている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 13日のキエーボ戦を前に、シニシャ・ミハイロビッチ監督は前半戦にトライし、一度諦めた4-3-3システムに再チャレンジするようだ。特集では以下のように報じられている。

「FWのコンディションがトップではないので、監督は新たな戦術を編み出した。ジャックとケイスケがバッカを支える4-3-3への回帰だ」

 現在ミランは従来の2トップをキープできない状況だ。悪童マリオ・バロテッリはハードワークができず、ミハイロビッチ監督から試合後に「マリオ、この野郎!」と激昂されるなど信頼を失っている。昨季16得点のジェレミー・メネズは2度の腰の手術を乗り越えたが、まだコンディション不良。ブラジル代表FWルイス・アドリアーノも同じくトップコンディションではない。そのため、苦肉の策としてジャックの愛称で知られるジャコモ・ボナベントゥーラと本田の両攻撃的MFが、両ウイングにシフトする。

「リーグ序盤の戦術で、攻撃に問題が起きた。当時はチェルチの価値を高める戦術だったが、今度はより信頼の置ける本田とボナベントゥーラを配置。ミハイロビッチ監督の風変わりな翼」と同紙は分析している。

 

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