ヴィエリ氏がFWイブラヒモビッチについて言及　「ミランの基礎部分に君臨する存在」

　元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリ氏が、ACミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチについて、「少なくとも20点は取る」と予言した。イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」に語っている。

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　ヴィエリ氏はインテルをはじめ、ユベントスやミランなどでもプレー。2002-03シーズンにはセリエＡの得点王にも輝いた経験を持つ。そのヴィエリ氏が話題に挙げたイブラヒモビッチは、今年1月に米MLSロサンゼルス・ギャラクシーとの契約満了を経てミランへ加入。後半戦はユベントスにも匹敵する成績を残したミランの中心として存在感を示した。17日のUEFAヨーロッパリーグ（EL）予選2回戦でも先制点を奪うなど、イブラヒモビッチは好スタートを切っている。

　そんなカリスマストライカーについてヴィエリ氏は「ミランの基礎部分に君臨する存在だと再確認する半年間だった。今日に至っても、彼の存在は（相手にとって）壊滅的で、強く、非常に厳しいものだ。恐らく彼は、自分が決定的な存在でいられると感じている限りはプレーを続けるだろう。今季を素晴らしいシーズンにするだろうし、少なくとも20点は取る」と絶賛している。

　ミランは積極的な補強も展開しているなか、ミラン強化部門の責任者である元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏についても触れ、イタリア代表で共闘した記憶を蘇らせるように「（俺たちの）キャプテンは素晴らしい」と称えた。そして「彼は突然の革命が通用しないことを知っている。継続性が必要なんだ。長期的に見れば、常に効果がある」と、名門再建へ向けたプロセスを評価した。

　現役時代のヴィエリ氏と似た部分も感じさせるイブラヒモビッチだが、名門ミラン復活を印象付けるシーズンにすることができるのか。衰えを知らないカリスマの新シーズンに注目が集まる。
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