ファン・デル・サール伝説再び! 男気の1試合限定の現役復帰で衝撃のPKストップ

45歳の守護神がオランダ4部の古巣GK全滅危機に立ち上がる

 ユベントスやマンチェスター・ユナイテッドで活躍したオランダの伝説的GKエドウィン・ファン・デル・サールが、1試合限定で現役復帰を果たした。そして45歳とは思えない鋭い反応でPKをセーブするという健在ぶりを披露し、チームを敗戦の危機から救った。

 フィールドプレイヤー級の足技と抜群のセーブ能力で、UEFAチャンピオンズリーグ2度制覇など数々のタイトルを手にしてきたファン・デル・サール氏は、2011年に現役を引退。その後、かつてプレーしたオランダの名門アヤックスの管理職に就いていた。しかし、オランダ4部相当に所属する古巣のVVノールトワイクが正GKの負傷により、GK不在という危機的状況に陥ったため、1試合限定の現役復帰を果たすことになった。

 そして、背番号「1」を背負って先発したファン・デル・サールは、現役時代さながらの鋭い動きを見せた。PKという絶体絶命のピンチを迎えたかつての守護神は、左へのシュートに横っ飛びで反応し、見事なシュートストップを披露。弾いたボールをDFがクリアして事なきを得た。チームメイトと抱擁を交わし、スタンドのファンからは大喝采。試合は1-1の引き分けに終わった。

 オランダ代表130キャップを誇る偉大な守護神は、約5年という長期のブランクを感じさせないプレーを披露。古巣のために立ち上がったレジェンドが、また一つ人々の記憶に残る伝説を作った。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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