「人生初経験」 イタリア杯準決勝ユベントス戦でのPK成功を振り返る長友の”鋼のメンタル”

心に残る座右の銘「大事なことは継続性」

「PKを蹴るなんてことは、人生で初めての経験でしたからね。シュートはうまくいったけど、負けてしまったのは残念」

 長友が最もプレッシャーのかかる場面でのキッカーに指名されたことは、イタリアでも驚きを呼んだ。サッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」では、「彼がPKスポットに向かうのを見た時、多くの人が驚きとともに首を振った。しかし、それに反してこの日本人はゴールにボールを収めた」と注目されたほどだった。

 チームの公式チャンネルにも長友のキッカー指名への驚きがあったことがうかがわれる。そして、大一番で人生初のPKを決めてしまう長友の精神的なタフさが、あらためて強調される結果になった。

「僕たちに最も大事なことは継続性ですね。ここ最近の試合と同じスピリットで試合に臨んでいくのが大事です」

 日々体幹トレーニングでフィジカルを高めている努力の男は、試合直前にそう語っていたが、インテルは12日のボローニャとのゲームに2-1で勝利。長友は先発フル出場し、チームのリーグ戦2連勝に貢献している。次節は3位ローマと上位直接対決を迎える。

 

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