「1試合で12キロ走る本田は代替不能」 ミハイロビッチ監督が示した圧倒的な信頼

「同じレベルでの代わりはいない」

 今季わずか1ゴールと期待を裏切り続けるマリオ・バロテッリ、そしてジェレミー・メネズとルイス・アドリアーノは故障明けでコンディション不良という前線の台所事情の苦しさから、ミハイロビッチ監督はキエーボ戦を前に前半戦以来となる4-3-3システムへの再チャレンジ着手を余儀なくされた。しかしその苦境の中でも、ロッソネロのナンバー10を背負う男への期待は非常に大きい。

「本田、(ジャコモ・)ボナベントゥーラは12キロとよく走っている。中盤もサイドバックも11キロ走っている。常に固定メンバーがプレーしているので、常にフレッシュでないこともあるが、同じレベルでの代わりはいない」

 指揮官は3トップの両翼となる本田、ボナベントゥーラのタフネスぶりをこう絶賛した。1試合平均走行距離が11キロでも十分に豊富な運動量とされるなか、12キロという数字は際立っている。両サイドで攻守に奮闘するキーマンに関して、“代替不能”とセルビア人指揮官は絶賛している。

 今季限りでの退任の可能性が浮上しているミハイロビッチ監督だが、公式戦16試合連続で先発予定の”タフネス本田”が、窮地を救うことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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