退場処分のネイマール、相手選手の差別行為主張 「唯一の後悔は顔面を殴らなかったこと」
ネイマールは乱闘の最中にマルセイユDFゴンサレスの後頭部を殴って退場処分
パリ・サンジェルマン(PSG)は13日、リーグ・アン第3節で日本代表DF酒井宏樹とDF長友佑都が所属するマルセイユと対戦し、0-1で敗れた。試合終盤に5人が退場する乱戦となったが、ブラジル代表FWネイマールの怒りは、試合後も収まっていないようだ。
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もともと「ル・クラスィク」と呼ばれ、フランスのナショナル・ダービーとして知られるPSGとマルセイユの一戦。強い敵対心を持つ両クラブによる2020-21シーズン最初の激突は、90分間で合計14枚のイエローカードと5枚のレッドカードが提示されるという波乱の展開となった。
前半途中に、マルセイユのスペイン人DFアルバロ・ゴンサレスがPSGのアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアに唾を吐きかけられるなど火花の散った一戦は、マルセイユが1点をリードした後半アディショナルタイムに大きく荒れる。
ネイマールとA・ゴンサレスが激しく口論すると、その後両チームの選手たちが入り乱れる大乱闘に発展。最終的にPSGのネイマール、フランス代表DFレーバン・クルザワ、アルゼンチン代表MFレアンドロ・パレデス、マルセイユのフランス代表DFジョルダン・アマビ、アルゼンチン代表FWダリオ・ベネデットの計5人が退場処分となった。
乱闘の最中に、A・ゴンサレスの後頭部を殴ったことがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で判明したネイマールだが、その行為についてはまったく反省していないようだ。試合後、自身のツイッターに「僕の唯一の後悔は、あのクソ野郎の顔面を殴らなかったことだ」と投稿した。
さらに「VARは簡単に僕の『攻撃性』を確認できる。でも、僕は人種差別主義者が『サルの売春婦の息子』と罵ってきた場面を示してほしい。その場面を見せてほしい。どう思う? 僕はヒールリフトをすれば批判され、叩いたら退場にされる。でも、彼らはどうなんだ?」とツイートし、さらなる検証を求めた。
ダービーで起きた問題はしばらく大きな波紋を広げそうだ。