“イタリア行き”希望のモラタ 古巣ユベントスから63億円オファーもアトレティコが拒否
チェルシーから獲得した際の69億円より低いため応じられず
アトレティコ・マドリードのスペイン代表FWアルバロ・モラタは、イタリア人の妻が母国での生活を望んでいることから古巣ユベントスへの移籍を希望していると報じられたが、実際に5000万ユーロ(約63億円)の獲得オファーが届き、アトレティコは拒否したという。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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モラタは2010年から14年夏までレアル・マドリードでプレーし、その後にユベントスへ移籍。そこで2シーズンプレーした後、レアルの買い戻し条項行使により戻ったが、わずか1年でイングランド・プレミアリーグのチェルシーへ放出。その後、昨年1月にアトレティコへ半年間の期限付き移籍となった後に夏からは完全移籍になった。
一方で、モラタの妻であるアリス・カンペッロさんは、双子の子育てもあり母国であるイタリアでの生活を強く望んでいるという。イングランドでの不安定さにつながった一因ともされる家族の事情があり、モラタはアトレティコの強化部に対して退団への“プレッシング”を行っているとイタリアメディアでは報じられていた。
実際に、新シーズンに向けた補強ポイントがセンターフォワードであるユベントスは、モラタ獲得に5000万ユーロのオファーを送ったという。しかしながら、アトレティコ側としてはモラタをチェルシーから5500万ユーロ(約69億円)で買い取ったばかりであるということ。その金額より低いオファーという状況には複雑なものがあるとされ、これを拒否したという。
通常の考え方をすれば、買い取ったばかりでそれより低い金額のオファーに応じることは考えづらい。しかしながら、モラタには家庭の事情というモチベーションの問題がリスクとして顕在化している。アトレティコ強化部にとっては、悩ましい舵取りを迫られることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)