久保建英、スペイン代表FWとの“技術合戦”に英メディア称賛 「まったく遜色はない」
昨季18ゴールのモレノとサッカーテニスで勝負 「Dugout」のチャン氏は技術を高評価
ビジャレアルに期限付き移籍した日本代表MF久保建英は、練習で同僚のスペイン代表FWジェラール・モレノとサッカーテニスに興じる様子がクラブ公式SNSで公開された。巧みボールコントロールが注目を集めており、英メディア編集者は「なんて簡単にやってのけるんだ?」と感嘆している。
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2019年夏にFC東京からレアル・マドリードへ完全移籍した久保は、その後マジョルカへの1年間のレンタルが決定。チームは2部降格の憂き目に遭ったが、自身はスペイン挑戦1年目でリーグ戦35試合4得点4アシストと堂々たる成績を残した。そして、欧州のビッグクラブを含めて計30クラブ以上からオファーがあったとされるなか、リーガ・エスパニョーラ5位に入り来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を持つビジャレアルへの期限付き移籍を選んだ。
久保は23日のプレシーズン初戦カルタヘナ戦で後半頭から45分間プレーし、新天地で実戦デビュー。チームメートとのコンビネーションを徐々に深めているなか、ビジャレアル公式SNSが25日に1本の動画を投稿した。
映像では、久保が昨季リーグ戦35試合18ゴールを叩き出したモレノとサッカーテニスで勝負し、和やかなムードのなかで楽しそうにボールを蹴り合っている。かつて米スポーツ専門局「ESPN」や衛星放送「FOXスポーツ」に勤め、現在は英メディア「Dugout」のアジア部門編集長・映像編集部リーダーを務めるマーカス・チャン氏は、何気ないボールコントロールに感嘆した。
「彼はなんて簡単にやってのけるんだ? 左足、右足、どちらが彼の利き足か、分からないくらいだ。サッカーテニスは、久保のテクニックを誇示する最適な競技だろう」
モレノは久保とポジションこそ違えど、同じレフティー。スペイン代表も経験している28歳のストライカーにも久保は技術で一切見劣りしていないとマーカス・チャン氏は話す。
「ジェラール・モレノはラ・リーガで出場200試合以上を誇るグッドプレーヤーだ。一方で、久保はまだ2年目のシーズンをスタートさせたばかり。選手としての実績はまだ差があるけど、映像から見る限り技術に関してはまったく遜色はない」
9月12日のシーズン開幕に向けて調整を進めるなかで、久保の技術はさらに注目度が高まっていきそうだ。