マンCが大一番を制しCL8強進出! 自滅したレアル、守備陣が痛恨ミス連発で2年連続16強敗退

貴重な先制点を決めたスターリング【写真:AP】
貴重な先制点を決めたスターリング【写真:AP】

マンCが合計スコア4-2でレアルを撃破 レアルは主将ラモス不在が響く

 マンチェスター・シティは現地時間7日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16第2戦でレアル・マドリードと対戦し、2-1で勝利。2戦合計スコア4-2で3年連続のベスト8進出を決めた。ベスト16屈指のビッグカードだったが、レアルは守備陣が失点に直結する痛恨ミスを連発し、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスの不在を痛感する形で2年連続のベスト16敗退を余儀なくされた。

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 マンチェスター・シティはプレミアリーグで3連覇を逃し、エースのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが手術明けで離脱を余儀なくされていたが、悲願の欧州制覇を目指して調整してきた一方、レアルは3シーズンぶりにリーガ・エスパニョーラ優勝を達成したが、精神的支柱であるラモスが出場停止。第1戦はシティが敵地で2-1と制し、アドバンテージを持ってホームにレアルを迎え撃った。

 試合が動いたのは開始早々の前半9分だった。フランス代表DFラファエル・ヴァランのベルギー代表GKティボー・クルトワへのバックパスを合図に、シティの攻撃陣がパスコースを切るポジショニングでハイプレスを敢行。出しどころがなく最終ラインで回していると、右サイドでボールを受けたヴァランからブラジル代表FWガブリエル・ジェズスがかっさらい中央へと横パスし、最後はイングランド代表FWラヒーム・スターリングががら空きのゴールへと流し込み先制点を奪った。

 その後もシティはレアル対策とも言えるようなパスコースを切るハイプレスから高い位置でボールを奪い続け、イングランド代表MFフィル・フォーデン、スターリングがゴールを脅かす。序盤から劣勢を強いられたレアルだが、リーガ王者としてのプライドを見せる。前半28分、鋭いダブルタッチで右サイドを突破したFWロドリゴがクロスを放り込むと、待ち構えていた元フランス代表FWカリム・ベンゼマが打点の高いヘディングで合わせて同点弾を叩き込み、1-1で前半を折り返した。

 後半もプレミア最多得点を記録したシティ、リーガ最少失点を記録したレアルの構図になったが、後半23分に再びヴァランが痛恨ミスで失点を喫してしまう。シティのロングボールに対する処理を誤ったヴァランが慌ててヘディングでバックパスを試みるも、距離が足らずにジェズスに拾われてしまい、そのままクルトワとの1対1を決められて勝ち越しゴールを許してしまう。逆転突破するために2点が必要となったレアルは果敢に攻め込むも、落ち着いたシティが堅実に守り抜き、3年連続のベスト8進出を決めた。中断明けから負けのなかったレアルだが、主将ラモス不在を痛感する一戦となった。

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