JFA、女性指導者が対象の「A-Proライセンス養成講習会」を9月に新設 WEリーグの指揮可能

小野剛技術委員会副委員長【※画像はスクリーンショットです】
小野剛技術委員会副委員長【※画像はスクリーンショットです】

WEリーグの指導者養成のためにライセンス養成講習会を開設

 日本サッカー協会(JFA)は3日、2020年9月に女性指導者を対象とする「Associate-Pro(A-pro)ライセンス養成講習会」を開設することを発表した。このコースは、2021年秋に開幕する女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」の監督となり得る人材養成を目指すとともに、世界のサッカー界における女性指導者のリーダーとなる人材を育成することを目的としている。

 新設される「A-Proライセンス養成講習会」はユースレベル以上で1年以上の指導経験があり、① 有効なJFAのA級コーチジェネラルライセンス保有者、②有効なUEFA-A級、AFC-Aに相当するライセンス保有者、③2019年度A級コーチジェネラル養成講習会受講者のうち、総合成績がSランクかつ国際Aマッチ20試合以上、なでしこリーグ公式戦200試合以上の出場経験を有する者、④ 2020年度女性指導者スキルアップ研修会を受講した者のいずれかを満たしていると受講資格がある。

 小野剛技術委員会副委員長は、「WEリーグに向けての突破口」と説明し、AFC-Pro基準の新たなライセンスではあるものの、時限措置で、資格を取得するとWEリーグの指揮は可能であるが、Jリーグで指揮するためにはS級コーチライセンス取得が必要となる。

 JFAは、日本サッカー全体の発展に向け、女性の競技人口の増加と次世代のリーダーの育成のプロジェクトを推進しており、特に、2021年に開幕する女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」の立ち上げを起爆剤として考えている。現在、JFAに登録している選手は88万人いるものの、そのなかで女性の割合は6%ほど。小野副委員長は「アイスランドでは30%。日本もまずはそこを目指したい」と説明した。女子サッカー発展のために、新たなチャンスとなりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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