ナポリ会長、CLのバルセロナ開催に不満 「なぜ多くの問題を抱える街へ行かなければ…」
ラウレンティス会長はポルトガル、ドイツ、スイスでの開催を提案
新型コロナウイルスの影響で中断していたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)が、いよいよ8月7日、8日に再開を迎える。未消化のラウンド16第2レグは欧州各地で行われ、準々決勝以降は、ポルトガルのリスボンで集中開催されるが、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長はこの判断を不服とし、UEFA(欧州サッカー連盟)を批判した。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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ナポリは8日に敵地でバルセロナと対戦予定。スペインでは新型コロナウイルスの感染拡大が再び深刻化しており、サッカー界でも日本代表MF香川真司の所属するサラゴサやレアル・マドリードなど、複数のクラブで陽性反応者が出ている。
こうした状況のなか、ラウレンティス会長はUEFAに対し、スペインでの試合開催を取りやめるべきだと主張したが、それが認められなかったことに疑問を口にした。
「なぜ現在、数多くの問題を抱えている街へ行かなければいけないのか、私には理解ができない。スペインからは多くの恐怖が聞こえてくる。しかし、私が何度連絡をしても、UEFAはそれを無視するだけだ。恥ずべきことだよ。ポルトガル、ドイツ、もしくはスイスで試合を開催する。そう言えばいいだけなのに、なぜ、こんなに時間がかかるんだ。UEFAに仕事ができる人はいないのか」
世界中でサッカーが再開しつつあるが、まだまだ新型コロナウイルスの脅威が薄れたとは言えない。UEFAはカタルーニャ州政府保健省の助言をもとに、バルセロナでの試合開催が可能と判断しているが、自身の抱える選手たちを、少しでも安全な状態でプレーさせたいというナポリの会長の言葉を、どう受け止めるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)