長谷部誠の“後継者探し”進行中と現地紙報道 フランクフルトは22歳MFをリストアップか
MFとDFを兼務できるラピド・ウィーンのMFリュビチッチ獲得を狙う
フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は今夏、クラブと1年の契約延長が発表されている。一方で、クラブは今年で36歳を迎えた長谷部の“後継者探し”も進めているようだ。ドイツ地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」がフランクフルトの補強への動きを報じている。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
2008年からブンデスリーガでプレーする長谷部は、ニュルンベルクを経て14年にフランクフルトに加入。ボランチやリベロのレギュラーとして継続的にプレーし、18年にはDFBポカール優勝にも貢献した。今季はベンチスタートとなる時期もあったものの、最終的に公式戦38試合に出場している。
5月にはクラブが長谷部との1年の契約延長を発表。安定したパフォーマンスを続ける長谷部への信頼は揺らいでいないが、すでに大ベテランの域に差し掛かっているだけに、依存度を下げたいという考えもあるようだ。「フランクフルター・ルントシャウ」は「長谷部の後継者」と見出しを打ち、移籍市場での動きを伝えている。
同紙によると、ターゲットはオーストリア1部ラピド・ウィーンに所属するオーストリア人MFデヤン・リュビチッチ。22歳のリュビチッチは「フランクフルトの状況に完璧にフィットする」とされており、クラブの現状について次のように記されている。
「フランクフルト加入後、日本人は昨季も含めてチームリーダーとして振る舞っており、ゲーム構築でも大きな役割を果たしてきた。今夏に契約延長を発表したが、引退後にフランクフルトのブランドアンバサダーを務めることも決定している。
そんな長谷部の代役として有力候補となっているのがデヤン・リュビチッチだ。ラピド・ウィーンのレギュラーであり、長谷部と同じように中盤の守備的な位置、そして3バックの一角としてもプレーできる。だからこそ、フランクフルトに完璧にフィットするだろう」
リュビチッチにはフランクフルトに加え、英2部チャンピオンシップで3位に入り、プレミアリーグ昇格プレーオフを控えるブレントフォードも獲得に興味を示しているという。フランクフルトが獲得に成功すれば、長谷部にとっては後継者候補であると同時にポジション争いのライバルにもなる。今後の動向に注目したい。
(FOOTBALL ZONE編集部)