イニエスタ、神戸加入の歴史的瞬間から2年 アジアで輝く日々に再脚光「技術は錆びない」

神戸で活躍する元スペイン代表MFイニエスタ【写真:高橋学】
神戸で活躍する元スペイン代表MFイニエスタ【写真:高橋学】

イニエスタは18年5月24日にバルセロナからヴィッセル神戸に加入

 現在ヴィッセル神戸で活躍する元スペイン代表アンドレス・イニエスタが、世界屈指の強豪バルセロナからJリーグへ加入して2年が経過した。18年5月24日に神戸の一員となり、日本のサッカー界に歴史を刻んだ。Jリーグ公式やアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)公式などが振り返っている。

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 イニエスタはバルセロナのアカデミー、ラ・マシア出身で、2002年にトップチームに招集。当時のルイス・ファン・ハール監督によりUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のクラブ・ブルージュ戦でデビューを飾った。翌03-04シーズンではオランダ人のフランク・ライカールト監督が指揮を執り、リーグ戦11試合に出場。04-05シーズンには待望の時が訪れる。イニエスタは37試合に出場する主力へと成長し、チームのリーグ優勝に貢献した。その後、18年夏までバルサ一筋で数々のタイトル獲得に尽力し、クラブのレジェンドとして地位を築き上げるも、惜しまれながら退団。新天地にはJリーグを選び、2年前の5月24日、神戸への加入が決定した。

 日本だけではなく、アジアにとって歴史的な日を、ACLの公式アカウントやJリーグ公式が振り返っている。ACL公式は「またピッチで会える日を楽しみにしています」として、今季イニエスタが初めて臨んでいる同大会の映像を公開。グループリーグ第1戦ジョホール・ダルル・タクジム(フィリピン)戦(5-1)では2アシストを記録し、同第2戦の水原三星(韓国)(1-0)でも日本代表FW古橋亨梧が決めた決勝ゴールの起点となる絶妙パスを出して存在感を示した。

 この技術にファンは「技術は錆びない」「Jリーグのキング」「レジェンド」と反応。Jリーグ公式は「どのイニエスタ選手が好きですか!?」と綴って、2年間のイニエスタ”ダイジェスト”を投稿している。イニエスタが日本、アジアで残すかけがえのない瞬間は、これからも多くのファンの心に残り続けるだろう。

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