佐藤寿人、“10年に1本”のループボレー弾 瞬時の閃きを生んだ1993年カズの一撃の記憶

今年から広島の10番を背負うMF森島司【写真:Getty Images】
今年から広島の10番を背負うMF森島司【写真:Getty Images】

寿人の練習力を継承することが期待される森島、昨季は神戸戦で戦列FK弾を記録

 佐藤寿人のこういう力を受け継いでほしい選手がいる。今年から広島の10番を引き継いだMF森島司である。

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 昨年、24試合で3得点7アシストを記録してポジションをつかんだ森島の飛躍は、誰よりも多く蹴ったシュート練習が支えていた。例えば10月5日のヴィッセル神戸戦(6-2)で叩き込んだFKは軌道・スピードともにパーフェクト。打ち続けたシュートがプレースキックの精度も威力も増幅させた結果である。

 寿人が持っている練習力は、間違いなく森島の身体の中にあるし、イメージもある。サッカーブレインも優れているから、記憶力も間違いなく高いだろう。

 ただ、寿人はその力を継続できたからこそ、J1通算161得点(史上2位)、J2も合わせて218得点(史上最多)という偉業を達成できた。寿人の継続力も含めて森島が受け継いでくれれば、我々の想像をはるかに超える選手になれるはずである。

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