前言撤回のアーセナル CLバルサ戦のチケット料金の特別値上げを断念
サポーターに示した事前告知の方針を取り下げる
アーセナルは2月23日に本拠地エミレーツ・スタジアムで予定されているバルセロナとのUEFAチャンピオンズリーグ16強第1戦の入場券特別値上げを断念したことを発表した。英地元紙「イブニング・スタンダード」が報じている。
プレミアリーグで入場料高騰が問題化するなか、ガナーズはチケット代の高さが話題となっていた。スペインの三冠王者との対決は今季最大の大一番となるが、特別値上げの方針を取り下げたことを発表した。
「追加料金は最も忠実なサポーターであるあなた方を混乱させるものではなかった。皆さんの反応に耳を傾けた上で、我々は2月23日の試合でシーズンチケットと同条件で観戦できるようにします。追加料金を請求しません」
アーセナルのシーズンチケットホルダーに、メールでこう説明している。年間チケット購入者ですら、16ポンド(2717円)から30ポンド(5095円)の追加料金が必要とされていたが、事前告知を撤回することになった。
プレミアリーグは来季から総額1兆円以上の放映権契約を結び、世界中にファンがいることでも知られている。プレミアリーグの人気と、チーム人件費の高さ、そして英国内の物価の高さによって、観戦チケットの高騰に拍車をかけている。特にアーセナルは、その中でも最もチケットが高いとサポーターの評判は悪い。高騰するイングランドのフットボール観戦料に、歯止めはかかる日はやってくるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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