モドリッチは「バルベルデの出世の犠牲者」 2018年バロンドール受賞者の“未来”は?

今シーズンあまり出場機会を得られていないMFルカ・モドリッチ【写真:Getty Images】
今シーズンあまり出場機会を得られていないMFルカ・モドリッチ【写真:Getty Images】

2018年にバロンドールを受賞するも現在はクロースの“バックアッパー”に降格

 レアル・マドリードのクロアチア代表MFは2018年にバロンドールを受賞したが、そこからクラブでの出場機会は減少傾向にあり、今夏の移籍も噂されるようになった。スペイン紙「マルカ」は、ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデの急成長の煽りを受けた「犠牲者」になっていると報じている。

 2012年にトッテナムからレアルへと移籍し、中盤に欠かせない存在として君臨してきたモドリッチ。ロシア・ワールドカップで母国クロアチアを準優勝に導いた2018年にはその年の最高の選手に送られるバロンドールを受賞し、名実ともに世界のトップ選手の仲間入りを果たした。

 しかし、翌シーズンからはパフォーマンスは低下傾向にあった。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で圧倒的な強さを誇ったレアルではモドリッチ、ドイツ代表MFトニ・クロース、ブラジル代表MFカゼミーロのトリデンテが不動だったが、今季はポジションを台頭する21歳のバルベルデに明け渡した印象だ。

 マルカ紙は「モドリッチ:バルベルデの出世の犠牲者」との見出しで、バルベルデの急成長の影響を最も大きく受けたのがモドリッチだと指摘。モドリッチはクロースに代わって後半からピッチに立つ機会が多くなっている。

「未来に目を向けると,9月に35歳になるモドリッチには困難が待っている。スターティングイレブンに戻るためには、バルベルデとおそらくマルティン・ウーデゴール(レアル・ソシエダへ期限移籍中)との競争を強いられることになる」

 セリエAのインテルやACミラン、アメリカのインテル・マイアミへの移籍も取り沙汰されているモドリッチ。レアルとの契約も2021年6月までに迫るなかで、若手との争いを制しレギュラーポジションを取り戻すことはできるのだろうか。

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