「五輪延期の懸念が増幅」 田嶋会長の“新型コロナ感染”で世界が疑念「進展は疑わしい」

JFAの田嶋幸三会長【写真:Getty Images】
JFAの田嶋幸三会長【写真:Getty Images】

田嶋会長の陽性反応に海外メディアも騒然 東京五輪の通常開催は厳しい?

 日本サッカー協会(JFA)は17日、田嶋幸三会長が新型コロナウイルスの陽性と診断されたことを発表した。田嶋会長の感染はニュースには世界にも衝撃が広がっているが、海外メディアはこの一件により東京五輪の開催について「進展するのか否か疑わしい」「五輪延期の懸念が増幅」と取り上げている。

 2月末から海外出張が続いていた田嶋会長は、JFAを通じて声明を発表。「本日、私の検査結果が新型コロナウイルス陽性と出ました。現在の体調は、多少熱があり、検査したところ肺炎の症状もあるそうですが、元気です。今後は文京区保健所、医師の指示に従い治療に専念していきます」とコメントを出した。

 田嶋会長の陽性反応を受け、海外メディアは今年の夏に予定されている東京五輪の開催に懐疑的な意見を述べている。英紙「メトロ」は「今年7月24日に開幕し、8月9日まで2週間強開催されるが、コロナウイルスが大流行している今、進展するのか否かは疑わしい」と取り上げている。

 また、ブラジルメディア「フットボール・インテリオール」は「この事件により、五輪延期の懸念が増幅することになった」と指摘している。日本政府は予定通り五輪を開催する方針で進めているが、田嶋会長の感染により、改めて東京五輪開催を疑問視されているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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