「やっとイラクと戦える」 因縁の相手に勝ってリオ五輪へ、満身創痍の遠藤がリベンジ宣言!

U-20W杯出場を阻まれた相手との再戦へ

 イラクは手倉森ジャパンにとっては因縁の相手だ。FW久保裕也、MF遠藤航、MF大島僚太ら1993・94年度生まれ世代が挑んだ2012年11月のAFC U-19アジア選手権では、準々決勝で対戦し1-2と敗戦。翌年のU-20ワールドカップ出場を逃した。さらに2014年1月のU-22アジアカップでも準々決勝でイラクに0-1と敗れている。

 それだけに、遠藤自身も「UAEよりはイラクの方が因縁がある。意識はすると思うし、イラクや韓国は自分の中にイメージを持って大会に臨んできた。目の前に集中してきたので言わなかったけど、やっとイラクと戦える。負けているのでリベンジしたいし、勝ってリオを決めたい。チーム一丸になって戦いたい」と意気込みは強い。

「一発勝負というのはプレッシャーがある。イランに勝ったのは大きいけど、次の試合も負けたら終わりくらいの覚悟で臨みたい」

 3位決定戦による本大会出場という可能性を、あえて今は忘れることで目の前のゲームに集中する。因縁の相手との決戦の先に、リオが待っている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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