シュートゼロの”ミランの10番”本田を伊紙が断罪 「ハラキリの始まり」「刀を持たない侍」

献身性は評価も三大紙すべてが落第点

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、23日の敵地エンポリ戦で先発出場を果たした。2-2のドローに終わった試合では頭部から流血しながら奮闘したが、地元メディアは平均点評価が並んだ。「犠牲を払った」と黒子役の働きを称える一方で、「ボールロストの連続でハラキリの始まり」「刀を持たない侍」など寸評では酷評されている。

「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙の採点は5.5点だった。最高点は先制点を決めたFWバッカ、DFアントネッリ、アレックスの6.5点。最低点はGKドンナルンマ、MFベルトラッチ、FWバロテッリの5点で、本田の5.5点は二番目に低い評価だった。

 寸評では、ボールロストが批判の対象となった。「次々とボールを失い、ハラキリの始まりだ。その後、試合により入ることができていたが、痕跡は残さなかった。刀を持たない侍だった」と、攻撃面で有効なプレーがなく、“丸腰侍”と酷評されている。

 一方で背番号10はシュート0本だったが、インターセプトは6回と守備面では貢献しているとのデータも紹介されている。

「コリエレ・デロ・スポルト」紙も5.5点。「とても犠牲を払っていた、肝心な時によく守って、サポナーラを効果的に抑えていた」と、ミランが放出した相手司令塔の攻撃を抑制するフィルター役としての役割を評価していた。最高評価はMFボナべントゥーラとアントネッリの6.5点。ワーストはドンナルンマとバロテッリの5点だった。

 

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