期待を裏切った「本田は幽霊」 中立的な地元メディアがチーム単独最下位と酷評

エンポリ戦で途中交代、あまりに希薄すぎた存在感

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、23日の敵地エンポリ戦でスタメン出場し、後半41分までプレーしたが、大きな存在感を発揮することができなかった。試合は2-2で引き分けた。中立な立場のイタリアメディア「トゥットメルカートウェブ・コム」では、そのプレーぶりを大きく疑問視。チームで単独のワースト評価を与え、記事の見出しを「本田はファンタズマ(幽霊)」として酷評している。

 採点では、チームで単独最下位の「4.5」点をつけた。さらに寸評では「たくさん、あまりにもたくさんのミスをカウンターの場面で犯した。存在感は全くと言っていいほどなかった。軸であるはずのアバーテとの連係も、ほとんど見られなかった」と、厳しい論調が並んだ。幽霊のように存在感が希薄だったという評価を下された。

 その他ではDFアレッシオ・ロマニョーリには「忘れてしまいたい試合」として5点が与えられた。また、MFアンドレア・ベルトラッチも5点と厳しい評価を受けた。

 チーム内では、DFルカ・アントネッリが7点の最高評価になった。FWカルロス・バッカの先制点をアシストしたことと、素早いカバーリングでエンポリの決定機を防いだプレーが高く評価されている。

 同サイトは過去にも「本田とアバーテの関係がミランの軸」と論じるなど、ミランの右サイドで良い連係を見せているMF本田とサイドバックのDFイニャツィオ・アバーテの関係性を称賛していたが、この日はその期待の裏返しが厳しい評価につながったのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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