モウリーニョ監督、負傷者続出の苦境に嘆き節 「弾の入っていない銃を持って…」

トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

ケインに続いてソン・フンミンも骨折で戦列を離れ、CLライプツィヒ戦は黒星

 トッテナムは現地時間19日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第1戦でRBライプツィヒと本拠地で対戦し、0-1で敗れた。チームを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は「弾の入っていない銃を持って…」と、イングランド代表FWハリー・ケインや韓国代表FWソン・フンミンら負傷者続出の状況を嘆いている。

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 ホームのアドバンテージを生かしたいトッテナムだったが、後半13分にPKをドイツ代表FWティモ・ヴェルナーに決められてしまい、そのまま最少得点差で競り負けた。

 モウリーニョ監督は試合後、英衛星放送「BTスポーツ」のインタビューで、ライプツィヒの充実した戦力を羨みつつ、主力の相次ぐ離脱を嘆いた。

「彼らは(パトリック・)シック、ヴェルナー、(クリストファー・)エンクンクがプレーしていた。エンクンクが疲れると、彼に変わって(エミル・)フォルスベリが出てきた。シックが疲れると、(ユスフ・)ポウルセンが出てきた。一方で、我々はまるで弾の入っていない銃を持って戦いに向かっているようだ」

 不動のエースであるケインは左ハムストリングの負傷で手術を受けて離脱中。さらに16日のアストン・ビラ戦では韓国代表FWソン・フンミンが右腕を骨折して戦列を離れた。ライプツィヒ戦ではFWルーカス・モウラや冬の新戦力FWステーフェン・ベルフワインらを先発起用したが、攻撃陣は沈黙に終わっていった。

 モウリーニョ監督は「1-0の結果は心配していない。我々は敵地に行っても勝てる」と第2戦での逆転勝利に自信を見せている一方で、国内コンペティションとの兼ね合いには不安を吐露している。

「我々はトラブルに陥っている。これがこの試合だけならば問題はないが、我々にはFAカップもプレミアリーグもある」

 今後も続く過密日程を限られた戦力でどう乗り切るのか。モウリーニョ監督の手腕が試される終盤戦となりそうだ。

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