かつてマンUの入団テストを熱望した人類最速男 ファン・ハールの下でのプレーを拒否

受け入れられないファン・ハールスタイル

 ファーガソン元監督に傾倒していたボルトだが、 オランダ人指揮官に対してはポジティブな印象を抱いていない様子だ。

 ファン・ハール監督が哲学とするボールポゼッション重視の戦術は、得点不足やチームの不振も重なり、伝統的な英国式サイドアタックとスピードのあるカウンター攻撃を好む赤い悪魔のサポーターにとっては「退屈」「守備的」と何度も非難を受けてきた。17日の敵地リバプール戦では、終始劣勢でイングランド代表FWウェイン・ルーニーの豪快なボレー弾で辛くも勝利を収めていた。

 ファン・ハール率いるマンUは、現在リーグ戦5位に加え、UEFAチャンピオンズリーグ敗退と成績も冴えない。世界で最も足の速いファンも、そのチームに冷ややかな視線を浴びせかけている。メディア、サポーター、OBと四面楚歌状態のファン・ハ ール監督の目には、この状況がどのように映って見えるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング