元韓国代表MFチョ・ヨンチョル、ティアモ枚方へ電撃移籍を決断した“二つの理由”は?

元韓国代表MFチョ・ヨンチョル【写真:Getty Images】
元韓国代表MFチョ・ヨンチョル【写真:Getty Images】

韓国や日本のプロチームから関心を寄せられるなか、元同僚の小川佳純氏からラブコール

 昨季限りでJ2アルビレックス新潟を退団した元韓国代表MFチョ・ヨンチョルは3日、関西サッカーリーグ1部のFCティアモ枚方への加入が発表された。

 韓国代表を経験し、まだ30歳であるチョ・ヨンチョルの今回の移籍は、韓国メディアでも驚きを持って伝えられている。

 韓国スポーツ・芸能総合サイト「スポータルコリア」は、「かつての同僚との義理と指導者の勉強のため」と移籍の理由と背景について説明している。

「チョ・ヨンチョルは韓国や日本のプロチームに移籍ができる状態で、多くのチームが関心を持っていた。しかし、スポータルコリアが取材した結果、彼が多くのことを放棄し、枚方を選択した理由は二つあった。かつての同僚との友情と、自身の未来に向けた準備をするためだった」

“かつての同僚”とは、昨季限りで新潟を契約満了で退団し、現役を引退した小川佳純氏のことだ。小川氏は今季から枚方の監督に就任している。

 記事によると小川氏はチョ・ヨンチョルに連絡し、「『自分を手伝ってほしい』と頼んだ。若い選手が多いチームなので、グラウンドで“兄貴分”として引っ張ってほしい」と伝えたという。

 それを聞いたチョ・ヨンチョルは、悩んだ末に枚方に行くことを決断。また、「この間、チョ・ヨンチョルは少しずつ指導者の勉強をしていた。枚方で指導者としての土台を築くことにした。小川氏を支え、選手を牽引する役割を通して、新たな経験を積むことにした」と、将来のことを考えての移籍だったと伝えている。

 現役を続けながらも、指導者としての将来設計を頭に描くチョ・ヨンチョルの新たな挑戦に注目が集まる。

(金 明昱 / Myung-wook Kim)


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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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