“神の子”トーレス残留への願い SNS上で広がるサポーターの愛はアトレチコ幹部に届くのか

補強禁止処分の弊害 今冬に新契約を結ばなければ来季のプレーは不可能に

 “神の子”と呼ばれたストライカーの人気は、今も健在のようだ。アトレチコ・マドリードのサポーターは、クラブのアイドルである元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスを残留させるべく、SNS上でキャンペーンを起こし、クラブに切なる願いを呼びかけている。英地元紙「アス」が報じている。

 現在、トーレスの置かれた状況は非常に複雑なものとなっている。31歳のストライカーはACミランから期限付き移籍の形でアトレチコに所属しているが、クラブは先日FIFAから18歳未満の外国人選手獲得に関する規約に反したとして、2017年1月までの補強禁止処分を命じられた。

 これによりアトレチコとの契約が今季限りとなっているトーレスが来季もクラブに残るためには、移籍市場がオープンしている今月30日までに新たな契約を交わす必要がある。さもなくば、一度ミランに戻り、少なくとも2017年夏まではアトレチコでプレーすることは不可能となる。

 そのため、サポーターはクラブがトーレス残留に動くよう、SNS上で「#TorresRojiblanco(ロヒブランコ=赤と白の意)」のハッシュタグを用いて一大キャンペーンを行っている。このタグは、16日にスペインのツイッタートレンド入りを果たすほどに急速な広まりを見せた。

 

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