リバプール南野の“獲得失敗”は「非常に滑稽」 英主張「忍耐強く見守る必要がある」
FA4回戦で先発出場も不発 英メディアが指摘「フィットするには時間がかかる」
リバプールは現地時間26日、FAカップ4回戦で3部シュルーズベリーと対戦し、2-2と引き分けた。日本代表MF南野拓実は先発出場したものの、チームは2点のリードを守り切れずにドロー決着となり、再試合が決定した。英メディア「90min」は南野に対して、「リバプールファンは、彼を忍耐強く見守る必要がある」と評している。
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1月1日付けでリバプールに加入した南野は、5日のFAカップ3回戦エバートン戦で公式戦デビュー。その後、リーグ戦2試合はベンチ入りしたものの、出場機会に恵まれずリーグ戦デビューとはならなかった。
それでもプレミアリーグ第24節ウォルバーハンプトン戦で、前半31分過ぎにセネガル代表FWサディオ・マネが負傷したことから緊急出場を果たすと、現地時間26日のFAカップ4回戦シュルーズベリー戦で先発出場。4-3-3システムの最前線に配置されると75分間精力的なプレーを見せた。
ドロー決着となったシュルーズベリー戦で結果を残せなかった南野に対して「90min」は「南野拓実と素晴らしい契約をした。ただ、リバプールファンは、彼を忍耐強く見守る必要がある」と題し、南野の現状を説明している。
特に主張しているのが「フィットするには時間がかかる」という点だ。ザルツブルク在籍時のUEFAチャンピオンズリーグで見せたパフォーマンスに関して「誰もが彼を否定できない質を見たことだろう」と称賛しつつも、「世界最高のチームに入っていこうとする場合、簡単な作業ではない」と言及。チームとして出来上がっているリバプールにフィットするのは容易ではないと伝えている。
また「我々は南野をあまりに早く判断する誘惑に抵抗しなければならない」としている理由の一つは、南野とザルツブルクで同僚だったノルウェー代表FWエルリング・ブラウト・ホランドがさっそく結果を残していることが挙げられる。ドルトムントに移籍したホランドはデビュー戦でハットトリックと活躍し、2試合5ゴールと爆発。南野に対しても大きな期待が懸かっているが、現時点で失敗とみなすのは「非常に滑稽だ」と主張する。ザルツブルク在籍時と役割が変わるなか、どこのポジションが一番合うかを見つける必要があると記している。
「(ザルツブルクのような結果を)アンフィールドで再現するためには時間をかける必要がある」
南野のパフォーマンスが上がるまで忍耐強く見守っていく必要がありそうだ。