森保監督の「極めて重大な間違い」とは? 英記者が嘆いた日本の「無気力で退屈」な姿

U-23代表の森保一監督【写真:Getty Images】
U-23代表の森保一監督【写真:Getty Images】

【識者の視点】U-23アジア選手権で史上初のGL敗退 AFC公式大会では16年ぶりの屈辱

 森保一監督率いるU-23日本代表は、現地時間12日に東京五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジア選手権のグループリーグ第2戦に臨み、シリアに1-2と敗れた。第1戦のサウジアラビア戦(1-2)に続く2連敗で同大会史上初のグループリーグ敗退。開催国のため、すでに五輪出場権を獲得しているものの、アジアの舞台で大きな屈辱を味わうこととなった。

 果たして、このままの状態で自国開催の五輪本大会で好成績を収められるのか。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材している英国人記者のマイケル・チャーチ氏が特別寄稿。2試合を見た同氏は、修正できないまま敗れた日本の低調な戦いぶりを嘆いていた。

    ◇   ◇   ◇

 16年――。日本代表がアジアサッカー連盟(AFC)主催の公式大会で最後にグループリーグ敗退を喫してから、それだけの時間が経っていた。最後の失態(敗退)は2004年のU-16アジア選手権で、日本は自国開催の大会にもかかわらずグループリーグを突破できなかった(アジアオリンピック評議会が主催するアジア大会では2006年大会でグループリーグ敗退)。

 U-19あるいはU-23カテゴリーの大会に限れば、グループリーグを勝ち抜けなかったのは1990年が最後だ。インドネシアで行われたアジアユース選手権、後にU-19アジア選手権と呼ばれる大会である。それはJリーグ開幕の3年前の出来事。当時はまだ日本がワールドカップの開催国になることや、優れたタレントを輩出するアジアトップレベルのプロリーグが設立されることなど夢見る人は、ほとんどいない時代だった。

 しかし我々は12日の夜に、タイのタマサート・スタジアムでシリアを相手に無気力で退屈だった日本が、U-23アジア選手権で2連敗を喫し、グループリーグ敗退を喫したことを目撃した。

 サウジアラビアとの開幕戦に敗れた後、日本はやり遂げなければならなかった。重大な勝利を手にすることができるクオリティーがあることを、証明しなければならなかった。

 サウジアラビアとの試合で日本はリズムをつかみ、ボールを支配し、良いサッカーをしていた。不足していたのはファイナルサードでのクオリティーだ。結果は残念なものだったが、そのパフォーマンスは彼らがトーナメントで勝ち進める可能性があることを示していた。

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