「これぞロナウド」 伝説の“怪物”、インテル時代の超絶スキル再脚光「手に負えない」

全盛期といわれるインテル1年目(1997/98シーズン)のロナウド【写真:Getty Images】
全盛期といわれるインテル1年目(1997/98シーズン)のロナウド【写真:Getty Images】

EL公式インスタグラムが1997-98シーズンのUEFAカップ決勝のプレーを回顧

 1990年代半ばから2000年代にかけて、世界を席巻したストライカーの1人といえば、“怪物”の異名で知られた元ブラジル代表FWロナウドだろう。高速ドリブルと卓越したテクニックを武器にゴールを量産したなか、その全盛期と言えたのが1996-97シーズンのバルセロナ時代と、膝を大怪我する前のインテル移籍1年目の97-98シーズンだ。そのなかでUEFAヨーロッパリーグ(EL)公式インスタグラムは、98年5月6日に行われた前身のUEFAカップ決勝でのロナウドのプレー動画を公開。ファンからは「これぞロナウド」「手に負えない」などの声が上がっている。

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 97年夏に当時の移籍金史上最高額で、バルセロナをわずか1シーズンで去りインテルに加入したロナウド。各国のスター選手が集結し、「世界最強リーグ」と言われていたセリエAでも“怪物”は猛威を振るう。リーグ戦で32試合25得点を奪うと、UEFAカップでも輝きを放ち決勝進出の原動力となった。

 そしてパリのパルク・デ・プランスで行われた決勝は、ラツィオとの“イタリア対決”となったが、ここでも“怪物”は輝きを放った。EL公式インスタグラムが投稿した動画には、そんな抜群のキレ味を見せるロナウドのプレーが収録されている。左サイドのタッチライン際で相手2人に前後から挟まれるも軽快なタッチで揺さぶり、最後は華麗なエラシコで局面を打開したシーンに始まり、卓越したボールキープやゴールポスト直撃のアウトサイドにかかった強烈なミドルシュートも披露。極めつけは、2-0とリードして迎えた後半25分の得点シーンだ。

 敵陣右サイドをオフサイドラインぎりぎりで抜け出すと、前に出てきたラツィオGKルカ・マルケジャーニと1対1のシーンを迎える。ロナウドは左右に鋭いボディフェイントを入れて揺さぶると、右アウトサイドで蹴り出して右前方へ突破し、無人のゴールへとダメ押し弾を流し込んだ。

 この動画の公開を受け、コメント欄には「天才」「史上最高のストライカー」「手に負えない選手」「真のビースト」「これぞロナウド」「マスタークラス」など称賛の声が殺到。20年以上の歳月が流れても、ロナウドが世界に与えたインパクトは色褪せていないようだ。

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